今月の一言

2020年4月

 3月は雪が2度降るなど、寒暖差も吃驚でしたが、春らしい陽気の逆上せによる症状の目立つひと月でした。東洋医学では肝気の乱れと説明しますが、肝臓強化のツボ(太衝・曲泉・肝ゆ)を積極的に刺激します。

 さて、世間的には、新型コロナが中国を越えて世界中で猛威を振るった一ヶ月でした。医療崩壊がどんな状況を引き起こすのかは、イタリアの状況で明らかです。早々に病床が埋まった後もどんどん感染者が増加し、人工呼吸器が不足して高齢の重症者から若年者へ付け替え、70歳以上は大量モルヒネで安楽死など命の選別も行われ、野戦病院状態に。治療にあたる医師も50名感染死するに至り、死者数は累計で1万人を越えました。人とよく会い、喋り倒し、スキンシップ旺盛という国民柄も感染爆発に繋がったようですが、日本でもルート不明感染者の多くに「3密(①換気の悪い密閉空間②多くの人が密集③近距離での会話や発声)」の夜の歓楽街が関わっていたようでした。志村けんさんも銀座通いのためか?新型コロナに感染。ECMO(体外式膜型人工肺)で治療中と聞いていて、この装置で半数以上回復・退院と聞いていたので大丈夫だろうと思っていましたが、29日に亡くなられ、ショックで残念でした。感染爆発と医療崩壊を招かないよう政府には医療体制と人工呼吸器増産を進めてもらいたいですが、最良の医療でも絶対はありません。やはり理想は感染しないこと。ウイルスは、人が運ばないと拡散しません。貰わない様、うつさない様、皆で心がけたいですね。通常の飛沫と接触感染予防にマスクと手洗い・消毒ですが、アメリカ国立衛生研究所などで、新型コロナがマイクロ飛沫(エアロゾル)で空気中3時間生存すると確認していて、この対策には換気が有効です。人の出入りする場所はマメな換気が大事ですね。

 自粛ムードはいつまで続くのか?経済破綻回避も大事な要素です。先日、中国メーカーがスペインやチェコに販売した新型コロナの簡易検査キッドが、7〜8割不良で返品とありましたが、生検体を扱うPCR検査より安全で検査時間と感度の高いキッドを国内数社で準備中とのこと。これが普及すると、本格的に自粛解放を目指せると思います。集団の6〜7割が感染すると、その病原体は終息すると言われていますが、それを安全に行うのがワクチン。いつ完成するか期待薄と思っていましたが、製薬大手の米J&Jがワクチンを来年初めに大量供給できるよう準備を進める模様。鍼師もせっせと治療院の掃除と消毒、換気に努め、マスクでチャーミングな笑顔を振り撒けないことに忸怩たる思いを抱きつつ、今はジッと我慢ですじゃ!



先月の一言

2020年3月

 記録的な暖冬で凍える寒さはなかったものの、寒暖の差は激しかったので、体調を崩す方の数は例年通りという2月でした。そして、日々新型コロナウイルスcovid-19の動向を注視した一か月が終わりました。

国会中継やワイドショーを見ると、「クルーズ船の対応は間違っとる」とか「なぜPCR検査をどんどんやらないんだー」とか「イベントなどの自粛要請や学校休学要請は妥当なのかー」などと、政府の対策に対する不信感が高まっているように感じます。

 鍼師もPCR検査をよく知らなかったので、「政府、後手後手だな」と思っておりましたが、PCR検査の現実を知り、「社会的封じ込め」から「市中感染している」段階に移行していることから考えて、政府の対策は概ね妥当と感じるようになりました。一番なるほどと勉強になったのが仲田洋美先生のブログ、お勧めです。

 現在武漢に引き続き、韓国でも医療崩壊が始まっていますが、韓国は民間業者が利益のため軽傷者まで検査して入院させたため病床がなく、重症者の治療が出来なくなり、陰圧室病床以外で入院させて院内感染含め感染者が爆発的に増加しつつあります。日本は自治体や保健所が医療崩壊を恐れて検査許可を自粛し過ぎているきらいもありますが、発病した患者のみ入院させる方式で正解でしょう。イベントなどの自粛要請や学校休学要請で経済的影響も多大ではありますが、感染爆発と医療崩壊を起こさずに収束できれば、結果、日本の評価は見直されると思います。国民皆保険制度の無いアメリカなどは、インフルエンザでも14000人以上と多大な死者数が出て、covid-19でも大変だと思います。

恐怖感が先行するcovid-19ですが、冷静に考えてみると、ここ数年の日本人の年間死亡者数は130万人強で推移し、内7%の9万人が肺炎で亡くなってます。単純計算で月7500人、寒さで免疫力が低下し、気管粘膜乾燥で感染率のアップする冬季はより上昇することを考え合わせると、今回のcovid-19感染症の死者数が2月28日時点で8名(クルーズ船★4名含む)で、重症者52名(★36名)なのは、「現時点ではパニックを起こす程度ではない」と言えるかと。感染予防を心掛け、一部ワイドショーや野党議員に煽られず、正しく恐れて冷静に対処したいですね。

 予防といえばマスクですが、先日かみさんが、京都の田舎で探しまくって2箱(100枚)マスクを送ってくれました。「気遣って送ってくれたんや❤」と思ったら、「次男が春休みに京都に帰るときに感染させずに頼むで!」でした。「そっちか~い!」まぁ、そんなもんですね。

万が一、怪しい症状を発症したら、背中の温熱刺激で免疫と呼吸器系の強化。インフルエンザにも有効な「麻黄湯」を飲む。ビタミンCが発熱時に大量発生するウイルスに対する酸素爆弾「活性酸素」を還元するとき使われ、風邪薬などで鎮痛解熱薬アセトアミノフェンなど服用で枯渇するので2~3g補給。さらにビタミンDを日光浴で生成し、ウイルスに感染した細胞を攻撃・爆破する「好中球」を活性化させ、感染症の悪化を防ぎましょう!